ジャズ喫茶ベイシー
- 入ると、写真で良く見慣れた15インチダブルウーハーのJBLスピーカーシステムが奥に鎮座。昔からのジャズ喫茶の雰囲気で、阪神の震災前に神戸にあった「木馬」を思い出しましたが、こちらはもっと広いです。
- かかっていたのは、60年代マイルスの「ESP」。
トランペットが凄い勢いで中央前に飛び出してきます。この飛び出してくる中高音が、うちのシステムではもっと大人しいのです。神戸元町の「JamJam」が結構飛び出して、近い感じですが、こちらのは説得力のある音です。
ロン・カーターのベースは、音量は充分あるのですが、歯切れが良くてスピード感の有る感じでした。胴鳴りがもう少し沈み込んでも良い様に思いました。 - 次は、コルトレーンがレッドガーランドとやっている、マイルス抜きの50年代マイルス・コンポでしょうか。(アルバム不詳)。
モノラルで中央に中高域が良くなりますが、スッキリした音です。ここで気づいたのですが、高域側がワイドレンジではないのです。勿論、古い録音のせいかもしれませんが。よく考えると、先ほどのロンカーターのベースも超低域側が充分出ている訳では無さそうです。 - 三枚目は、ボビーハッチャーソンのバイブでしょうか?(これもアルバム不詳)
ところが、このあたりで私のこめかみが脈打ってきました。遠征前からの風邪の悪化のようです。一枚目から高域が少し頭に刺さる感じがあったのですが、動悸もしてきて、バイブの音が頭に突き刺さるようです。
このあたりで、ふらふらしながら、初日は退散しました。 - 。
- 2日目は、お昼から3時間程、宿で昼寝休養をしてからもう一度お邪魔しました。
- 所が、入ると音楽が鳴っていません。閉店間際だったようです。それでも私一人のためにかけて下さいました。
- 最初は昨日と同じマイルスの「ESP」。
これは、良く鳴ります。昨日感じた高域の五月蠅さはありません。やはり私の風邪のせいだったのでしょう。 - 次はアート・テイタムとベン・ウェブスター。
昨日の、コルトレーンとレッドガーランドの雰囲気です。中学生頃FMラジオで聴いて感動した「My one and only live」を聴いて退散とさせていただきました。最後まで店のお姉さん達は愛想良くして下さいました。有り難うございました。 - マスターはフィナーレとして、ビッグバンドを1曲かけて下さいました。アルバムは陳列場所に出さずでしたが、ツインドラムのライブものでバディー・リッチでしょうか?
やはり、ビッグバンドは一番いいですね。沢山の楽器の音のシャワーが濁らずにスッキリとかつ勢いよく鳴り響きます。こんなのを目指した音のセッティングだったのだと納得しました。これを聴くと、ワイドレンジは必要ないですね。 - あまり聞けなかったビッグバンドはまたの機会にとっておきます。撮り損ねた朝日の写真とともに。
- 。
- うちのシステムは、Altec A5をマルチでサブウーハーとスーパーツィーターをつけてやっているのですが、特にスーパーツィーターのセッティングがうまくいかない今日この頃でした。帰宅後、スーパーツィーターを止めて再セッティングを始めました。ベイシーのような中高域はでませんが、結構勢いがあって、かつビッグバンドがスッキリとした感じに鳴ってきています。ここ1-2年で大分音が良く鳴っています。(詳細は機会があればアップするかも)。勿論、もう一歩がなかなかうまくいかないのですが。
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